会社に行きたくない、仕事に行きたくない、突然休みたいと思う社員は、なぜ行きたくない、休みたいと思うのでしょうか?
まぁ、誰でも仕事を好んで行きたい!とモチベーションを高く持って出社している人は少ないでしょうけど。。
しかし、行きたくないと思いが強く、突発休みをしてしまうには何かしら理由があるはずです。
上司なら心のケアも重要な仕事です。
今回は、上司の立場から部下が会社に行きたくないと思う理由を考えてみましょう。
会社に行きたくないと思うとき
誰しも会社に行きたくない、今日は仕事したくない、と思うことがたまにはあるでしょう。
部下が頻繁に休む、突然休むときに少し考えてみましょう。
- 失敗ばかりして上司に叱られる
- 会社の同僚などと人間関係がうまくいっていない
- 仕事に自信がもてない
- 連休明けで気分が乗らない
当てはまる人もいるのではないですか?
部下が休んだときに少し考えてみましょう。
失敗ばかりして上司に叱られる
失敗して上司に叱られてばかりだと会社に行きたくないと思うのは当然だと思います。
上司としては、部下が失敗しないようにフォローしてやることも上司の努めです。
甘やかすわけではなく、失敗している原因があるはずです。
上司なら経験も豊富ですし、失敗している原因も分かると思いますので、その原因となるものを取り除いてあげて下さい。
また、失敗しないようにアドバイスしたり、失敗しそうだなと思ったら、失敗する前にさり気なく状況を聞き出して道筋を作って上げて下さい。
そうすることで、部下が成長し、先々は上司であるあなたが楽になるのです。
アドバイスしても、フォローしても失敗を繰り返すのであれば、適材適所という言葉もある通り、現在の仕事が不向きなのかもしれません。
人事や、更に上司に相談して配置転換も考えてあげましょう。
会社の同僚などと人間関係がうまくいっていない
部下が職場の人間関係に悩んでいることを察知してあげるのも上司の努めです。
部下の様子を観察して下さい。これは常日頃です。
- 最近元気がないな
- 以前はAさんと昼食に行っていたのに最近は一人で昼食しているな
- 仲がいいグループから一人抜けているな
- 理由が曖昧なことで休みがちになってきたな
- 職場で意見を言えなくなってきているな
このように部下の一人ひとりの状況や行動を見てあげて下さい。
毎日見ていると必ず気付けます。
女性の場合は特に(差別ではありませんが)一度仲が悪くなったら修復は難しいと思われます。
その場合は、配置転換等も視野に入れて検討して下さい。
でも、一番先に行うことは、直接悩みを聞いて上げることです。
その場合、単刀直入に聞いてあげた方がいいと思います。
「以前はAさんと毎日昼食に行っていたのに、最近は別々だね?何かあったの?」など。
仕事とは関係ないことだから、プライバシーには関わらないと思っていると取り返しの付かない事になりかねません。
会社外で「今日は飲みにでもいくかー」と誘ってみるのも手です。
何事も早い段階で悩みを聞いてやることが解決への近道です。ほっておくと修復不可能になります。
そんな部下が近くにいるのであれば、明日にでも相談に乗ってあげて下さい。
[adcode]仕事に自信がもてない
自分は仕事に自信がある!と常に自信満々の人もいますが、そうでない人も多くいます。
いつも自分の仕事や意見に自信がない人がいれば、自信を持たせてあげて下さい。
部下に自信を持たせる場合に、悪い例と良い例を紹介します。
研究員の悩み
○○の研究(試験)がうまく行かないんですよ。どう進めたら良いでしょうか?
悪い例
- そんなの簡単じゃないか。こうやって、あーやってすれば成功するぞ。やってみろよ。
- 俺も以前、それで壁にぶつかったけど、これでうまく行ったから絶対うまくいく。
- そんなことか。自分で考えてこそ成功した時の喜びは大きいものだ。
- そんなことも分からないのか?そんな簡単なこと自分で考えろよ
良い例
う~ん。試験結果はこうなってるんだよね?あと何が足りないんだろう。あと一つ足りない気がするな。君ならどう考える?
そうそう、その考えはいいね!それでやってみよう。
悪い例と良い例を比較してみましょう。
悪い例では、上司が答えを教えていますね。答えを教えて、仮に成功しても部下は喜びを覚えません。
逆にどうせ上司の言ったことをやっただけだから自信にも繋がりません。
部下を育てるには、部下にアドバイスやヒントを与えて部下に考えさせて、それをやらせてみます。
失敗するかもしれませんが、全面的に責任を取って上げて下さい。
また、失敗しないヒントを与えて上げて下さい。
部下に考えさせ、それを実行することで成功した喜びを味あわせてあげて下さい。
連休明けで気分が乗らない
連休明けや土日休みの月曜などは、どうしても気乗りしません。
それは大半の人がそうではないでしょうか?
上司なら、月曜は少し軽めの仕事配分にしたり、重要な会議を避けて上げたりの配慮も必要かもしれません。
しかし、そんな甘えてことも言っていられません。
会社は慈善事業ではないのです。儲けなければなりません。
月曜日に大事な商談が入ることもあります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
上司であるあなたも連休明けや月曜日に機嫌が悪かったり、眉間にシワを寄せて仕事していませんか?
部下は、そんなあなたを見ています。まずは、自分から態度を改めてみましょう。
ラジオ体操をして体を動かしてみましょう。やる気を出すには身体を動かすと効果的と言われています。
社内的にラジオ体操を取り入れたりしてみましょう。
朝の朝礼で暗い話ばかりでなく、特に月曜日などは明るい話題にしてみましょう。
参考 会社を簡単に休むモンスター社員の対処法~仮病?うつ病?
まとめ
部下が会社に行きたくない、仕事したくないと思うには理由があるはずです。
その原因をつぶしてあげるのは上司の役目にもなります。
他にも色んな理由があるかもしれません。今回は、会社に行きたくない理由の多いものを紹介しましたが、個別に早い段階で解決してあがて下さい。
人の心を動かすことは非常に難しいことですが、上司に抜擢されたからには、避けて通れない道です。
心のケアを大切に。